現地22日、英アスコット競馬場でG3ハンプトンコートステークス（3歳、芝10ハロン）が行われ、ディープインパクト産駒でサクソンウォリアーの全弟にあたるドラムロールは1番人気タイに推されたものの7着に敗れた。

　5月末の愛G3ガリニュールステークスを勝ったドラムロールは、キングマン産駒の良血馬トリートと共に1番人気に。16頭立ての中団待機から直線勝負に出たが伸びを欠き、5頭が接戦の3着争いでも後れを取って勝ち馬から3馬身1/4差の7着に終わった。

　勝ったのはT.マーカンド騎乗の英ダービー6着馬ワイピーロ。こちらも後方待機から直線で馬群を割って伸び、残り1ハロン手前で先頭に立つと2着のエキソプラネットに2馬身1/4差の快勝を収めた。トリートはドラムロールらとともに3着争いに加わったが、ボールドアクトから短アタマ差の4着までだった。

　E.ウォーカー厩舎のワイピーロはオーストラリア産駒。前走の英ダービーではディープインパクト産駒オーギュストロダンに及ばずの6着だったが、デビュー2戦目以来の白星が重賞初制覇となった。