英愛ダービー制覇オーギュストロダンが上半期の欧州最強馬決定戦キングジョージの1番人気
2023年07月03日 13:50
英愛ダービー制覇を果たしたディープインパクト産駒オーギュストロダン（牡3、A・オブライエン）が29日に行われるキングジョージ6世＆クイーンエリザベスS（G1、芝2390メートル、アスコット）の主役になりそうだ。
“キングジョージ”はアスコットの12ハロンで行われる上半期の欧州最強古馬決定戦。ブックメーカー各社は愛ダービーの結果を受け、評価を修正。ラドブロークス社は単勝前売りオッズを3・0倍の1番人気に設定。パディーパワー社、コーラル社は同3・25倍、bet365社は同3・5倍に設定している。
各ブックメーカーが2番人気にしているのはコロネーションCを快勝し、8日に行われるエクリプスSに出走予定のエミリーアップジョン（牝4、J＆T・ゴスデン、父シーザスターズ）。昨年のキングジョージ覇者で連覇を狙うパイルドライヴァー、英オークス馬ソウルシスター、英ダービー2着キングオブスティール、昨年の英ダービー馬デザートクラウン、同馬を前走で破った良血馬フクム（バーイードの全兄）、ウエストオーバー（ドバイシーマCでイクイノックスの2着）、一昨年に英ダービー＆キングジョージ制覇のアダイヤーなどが上位人気を形成している。
また、オーギュストロダンは秋の凱旋門賞（G1、芝2400メートル、パリロンシャン）へ向けた評価も確実なものとしている。
愛ダービーの結果で単勝前売りオッズの数字に変動はなかったものの、bet365社は6・0倍、パディーパワー社は7・0倍で単独の1番人気。コーラル社、ラドブロークス社は7・0倍で、4戦無敗の仏ダービー馬エースインパクト（牡3、J・ルジェ、父クラックスマン）と並ぶ1番人気タイとしている。
凱旋門賞へ向けては、エミリーアップジョンや仏2冠牝馬ブルーローズセン、英ダービー2着キングオブスティール、英オークス馬ソウルシスター、同2着セーブザラストダンスなどが上位人気を形成している。
宝塚記念2着で凱旋門賞に登録を行っている日本馬スルーセブンシーズ（牝5、尾関）はコーラル社、ラドブロークス社、パディーパワー社などが26・0倍の単勝オッズを提示している。