現地1日、米アケダクト競馬場でG2ギャラントブルームステークス（3歳以上牝馬、ダート6.5ハロン）が行われ、上位入線の2頭が降着となる波乱の末に3位入線のキャラメルスワールが勝利を手にした。

　キャラメルスワールは内の最後方近くからのレースとなり、直線では逃げるヘッドランドの外に出してスパートしようとしたが、そこへ外から伸びてきたステアリングシルバーが内へ斜行。逆に外へ寄ったヘッドランドともどもキャラメルスワールの進路をふさぐ形となった。

　レースはステアリングシルバーがヘッドランドに4馬身差をつけて1位入線したが、両馬は進路妨害があったとして降着。キャラメルスワールが1着、ステアリングシルバーが2着、ヘッドランドが3着で確定した。

　W.モット厩舎のキャラメルスワールはユニオンラグズ産駒の5歳馬。昨年はG1バレリーナハンデキャップで2着があり、今年は5月のG3ヴェイグランシーステークスに続く重賞2勝目（通算では3勝目）を思わぬ形で手にすることとなった。