レーティングの先駆けとして知られる英競馬メディアのタイムフォーム社が独自に選出する今年の年度代表馬に、日本調教馬のイクイノックスが選出された。

　キタサンブラック産駒の4歳馬イクイノックスは、3月にG1ドバイシーマクラシックを制覇。その後も宝塚記念、天皇賞（秋）とG1を連勝し、引退レースとなった11月末のG1ジャパンカップでの快勝には同社のレーティング136が与えられた。

　同社の編集スタッフによる投票で決まる年度代表馬争いでは、凱旋門賞を無敗で制したエースインパクト、ディープインパクト産駒の英ダービー馬オーギュストロダンを退けてのトップ選出だった。

　なおイクイノックスは「欧州以外の地域での年度代表馬」も香港のゴールデンシックスティらを抑えて選出。「3歳以上の最優秀牡馬」でもエースインパクトやウエストオーバーを退けた。

　また同馬が制したドバイシーマクラシック、宝塚記念、天皇賞（秋）はいずれも「最優秀レース」で2位タイとなった（1位は凱旋門賞）。