現地24日、香港シャティン競馬場で4歳クラシック最終戦の香港ダービー（芝2000m）が行われ、史上3頭目の三冠制覇がかかっていたヘリオスエクスプレスは8着に敗れて快挙達成はならなかった。

　ヘリオスエクスプレスは後方からのレースとなり、直線入り口で馬群に突っ込んで末脚勝負に出るも伸びず。逃げていた伏兵カーインジェネレーションが残り50メートルを切ってもまだ先頭をキープして金星かと思われたところに、ヘリオスエクスプレスと同様の位置から伸びてきたマッシヴソヴリンが並ぶ間もなく差し切った。

　クビ差の2着も最後方待機から突っ込んできたギャラクシーパッチ。カーインジェネレーションはさらに3/4馬身差の3着で、ヘリオスエクスプレスは勝ち負けに加われないまま8着に沈んだ。

　C.イプ厩舎のマッシヴソヴリンはノーネイネヴァー産駒。今年初戦だった3月のハンデ戦を勝って三冠初出走を果たし、クラシックウィナーたちを退けてダービー馬の称号を手にした。