仏2歳G1ジャンリュックラガルデール賞の勝ち馬ロサリオンが、現地5月4日のG1英2000ギニーに直行することが分かった。

　これは同馬を管理するR.ハノン調教師が自身のウェブサイトで明かしたもの。ブルーポイント産駒のロサリオンは2歳時に4戦3勝。昨年10月のジャンリュックラガルデール賞からのぶっつけ本番になるが、緩い馬場でのトライアル出走は避けることに決めたという。

　ハノン師は「過去数カ月に信じられないほど雨が降ったため、ロサリオンは前哨戦を使わずに2000ギニーに向かうことにした」とコメント。「私にとってもオーナーのオバイド殿下にとっても難しい決断だった。だが現状の馬場で走ると、そこからわずか2週間で回復するのは厳しすぎる」と、直行ローテーションを選択した理由を述べている。

　なお大手ブックメーカーの前売りではロサリオンは2番人気。3戦全勝の欧州2歳王者シティーオブトロイが断然の1番人気に推されている。