レース主催者による獣医検査で今月5日の豪G1メルボルンカップを競走除外となったディープインパクト産駒のムラマサが、30日にコーフィールド競馬場で行われるG2ジッピングクラシック（芝2400m）で復帰する見込みであることが分かった。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。

　ディープインパクト産駒の5歳セン馬ムラマサは昨季、G3クイーンエリザベスステークスなど重賞2連勝してジッピングクラシックに挑戦。しかし運動誘発性肺出血のため6着に終わっていた。

　今季は10月のG3ジーロンカップ3着からメルボルンカップを目指していたが、直前の検査で「故障のリスクが高い」と診断されて出走不可に。ただし18日には1400メートルのジャンプアウトに出て2着に入っている。

　N.ヤング調教師はこの内容を高く評価し、「（主催者の）レーシング・ヴィクトリアに許可されれば、私たちは準備万端だ」とジッピングクラシック参戦に意欲を示していたという。