香港4歳クラシックで好走を続けたマイウィッシュが、現地27日のチャンピオンズマイルで強豪相手に初めてG1に挑戦する。

　フライングアーチー産駒のセン馬マイウィッシュは昨季に2戦して未勝利だったが、今季は8戦4勝、2着2回、3着2回でレーティングも54から101へ急上昇。強烈な追い込みでクラシック初戦の香港クラシックマイルを制し、香港クラシックカップと香港ダービーはいずれも2着だった。

　特に香港ダービーではラスト400メートルで21秒39のタイムを計時。これは2008年以降にシャティン競馬場で行われた2000メートルのレースでは、ゴールデンシックスティやロマンチックウォリアーら最強クラスの名馬をしのぐ最速タイムだった。

　香港ジョッキークラブ公式サイトによると、M.ニューナム調教師は「4歳馬の中では最も安定した成績を残し、最高のパフォーマンスを見せてくれた」とマイウィッシュを絶賛。「ここ数週間、ダービーに出ていた馬たちがG2とはいえいい走りを見せているのは励みになる」「これは4歳世代の優秀さを示している」と語り、「マイウィッシュは元から才能があった。ただ気性をうまくコントロールする必要があったんだ。今はそれらすべてがうまくかみ合っている」と続けた。