豪G1クイーンズランドダービー（3歳、芝2400m）が現地7日にイーグルファーム競馬場で17頭により争われ、好位追走のメゾンルイス（10番人気タイ）が直線で馬群の中から抜け出すと、5番人気キングオブサンダーの追い上げを退けた（0.95馬身差）。

　最内枠のメゾンルイスは好発からラチ沿いの5番手に控えると、向正面では徐々に外へ切り替えて馬群の中から直線に進入。残り200m付近で開いたスペースからスムーズに抜け出し、中団後ろから外を回って追い上げるキングオブサンダーを退けた。

　さらに0.33馬身差の3着にはチェイスユアドリームス（10番人気タイ）が後方から追い込み、1番人気のベルディテーレは後方3番手で向正面に入ると第3コーナーまでに先頭へ押し上げるも、直線では伸び切れず7着に敗れた。

　メゾンルイスはスーパーセス（父ダンディール）産駒のセン馬で、2着のキングオブサンダーともどもJ.オシェア＆T.チャールトン調教師が管理。今年2月12日にデビューして同28日の2戦目に勝ち上がり、前走のG3ラフハビットプレート（4着）が重賞初挑戦だった。今回の重賞初制覇で通算7戦4勝としている。

　クイーンズランドダービーはキングスフォードスミスカップとともに5月31日に行われる予定だったが、大雨の影響により1週延期での開催となった。