デビューから2戦2勝の注目馬ファラケヤが、気管支の異常のため現地8日のG1仏オークスを回避することが分かった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

　ファラケヤはO.バローズ厩舎が管理するニューベイ産駒。デビューからの2戦はいずれも快勝で仏オークスでも有力視されていた。

　同馬を所有するシャドウェルのA.ゴールド氏は「2週間前に治療を行った。今朝（10日）の調教はよかったとジム（クローリー騎手）は言っていたが、オーウェン（バローズ調教師）はフランスへの長距離移動もあるのでクラシックへ向けて万全な状態とは言えないと話していた。残念だがタイミングが悪かった」と語った。

　なお、ゴールド氏は20日の英G1コロネーションステークスに追加登録の可能性については「（愛1000ギニー馬の）レイクヴィクトリアには勝てないと思っていたので重視してなかったが、彼女が不在で少しチャンスが出てきた。ただし確実に回復したと確信しない限りは追加登録しない」と話している。