英1000ギニーに57頭が登録、ゴドルフィン対クールモアの構図

2017年03月09日 10:15

 現地8日、英1000ギニーの登録馬57頭が発表された。ゴドルフィンとクールモアグループが有力馬を含む各8頭をエントリーし、対決の構図を描いている。

 C.アップルビー調教師はG1マルセルブーサック賞の勝ち馬ウハイダを筆頭に、G2メイヒルステークス2着のグレシアンライト、ニューマーケット競馬場の未勝利戦を10馬身差で勝ち上がったソベツ、将来性豊かなドバウィ産駒ファッションセオリーと、ゴドルフィン勢の4頭を擁す。

 アップルビー師はウハイダについて「ドバイで凄く順調に冬を過ごしたよ。彼女は息持ちが良くて素直な馬だし、当初の予定通り前哨戦を使わず1000ギニーに直行する。ニューマーケットのタフな1マイルは彼女に合っているね。距離が延びるほど良いと思っているし、オークス向きと見ているんだ」と2冠制覇も視野に入れている口ぶり。また、グレシアンライトは冬場の成長が期待以上で、トライアルを使った上で進路を決めるとしている。なお、ソベツとファッションセオリーは現状で1000ギニーへの展望は立っていないようだ。

 クールモアのA.オブライエン調教師は、G1フィリーズマイル勝ちのロードデンドロン、同2着のハイドレンジアが筆頭格。G1チェヴァリーパークスタッドステークス1着のブレーブアンナ、同2着のローリーポーリーも登録している。

 この他、英国勢では愛G3の勝ち馬で最近になってW.ハガス厩舎に転厩したシーオブグレース、G3オーソーシャープステークスを制したポエッツヴァニティなどがいる。