ハイランドリールがプリンスオブウェールズS完勝 ジャックホブスは最下位

2017年06月22日 12:15

 ロイヤルアスコット開催2日目(現地21日)のメインレース、G1プリンスオブウェールズステークスは、欧州の中・長距離路線をけん引するハイランドリールが2番手追走から直線で抜け出し、6度目のG1制覇を果たした。

 1馬身1/4差の2着にデコレーテッドナイト、さらに短アタマ差 の3着にはユリシーズが入線。ドバイシーマクラシック(1着)以来のレースだったジャックホブスは、まさかの最下位8着に沈んだ。

 プリンスオブウェールズS初制覇となったR.ムーア騎手は「彼はタフで、レースに向かう気性も驚くほど前向きだし、このレースでもその多く(の素養)が発揮されたね。どこへでも遠征できるし、状態も戻してくる。彼はとてもハートが強く、キャリアベストだと言っていいかもしれない」とハイランドリールを絶賛した。

 同馬を管理するA.オブライエン調教師も「彼は天性の卓越したアスリート。スピードの自在性にも富んでいるし、それは馬にとって巨万の財産なんだ。彼のような気質を備えた馬がいただろうか」と賛辞を惜しまず、「今日の内容が良ければと考えていたし、キングジョージで(アスコットに)戻ってくるつもりだよ」と、連覇が懸かる来月末のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス参戦を明言している。