現地9日、今年の凱旋門賞などG1を5連勝した3歳牝馬エネイブルの現役続行が正式発表された。

　オーナーサイドは凱旋門賞から約1週間の熟慮の結果、改装されたロンシャン競馬場で行われる来年の凱旋門賞で連覇を目指すことを決断。「アブドゥラ殿下はエネイブルが来季に向けてトレーニングを続けるという発表を喜ばしく思っている。出走予定は来年に決めるつもりだが、凱旋門賞の連覇が大きな目標となる」との声明を出した。

　この知らせには主戦騎手のL.デットーリも大喜び。「エネイブルが今年に達成した偉業は、まさにセンセーショナルというほかない。来年も彼女とともに凱旋門賞やそのほかのビッグレースに臨むのが待ち遠しい。エネイブルは自分の生涯で最高の牝馬。クラシック2勝を含めてG1を5勝。しかもただ勝っただけでなく、いずれも快勝だった。競馬ファンは来年もまたエネイブルのレースが見られるのが嬉しいんじゃないかな。もちろん自分もだよ。私は彼女の最高のファンだからね」と語っている。