A.オブライエン師が今季24度目のG1制覇、デューハーストSで4着までを独占

2017年10月15日 13:30

 来春のクラシック戦線を占う注目2歳G1デューハーストステークス(芝7ハロン)が現地14日にニューマーケット競馬場で行われ、単勝2番人気のユーエスネイビーフラッグが逃げ切り勝ち。前走のミドルパークステークスに続きG1連勝を飾った。

 2馬身1/2差間隔で2着にメンデルスゾーン、3着にシーヘンジが続き、さらにアタマ差4着のスリーアンドフォーペンスまでA.オブライエン調教師の管理馬が上位を独占。圧倒的な1番人気に推されたM.スタウト師のエキスパートアイは最下位の9着に惨敗した。

 この勝利でオブライエン師は今季24度目のG1勝ちとし、2003年にアメリカのB.フランケル調教師がマークした25勝の年間G1勝利記録にあと1勝と迫った。

 オブライエン師はユーエスネイビーフラッグについて「ミドルパークSが凄く良かったし、少し見誤られていたのではないかな。(ミドルパークSとデューハーストSを勝つ馬は)並じゃないし滅多にないことだから。6ハロンのペースに余裕があり、マイルも有望に感じる牡馬を管理できるなんてラッキーだよ」と高評価し、ブリーダーズカップ遠征の可能性にも言及している。

 なお、期待を大きく裏切る結果に終わったエキスパートアイのスタウト師は「がっかりだよ。序盤に少し行きたがったけど、それにしても彼らしくない」と困惑していた。