北米の名種牡馬タピット、来年も種付け料は約3400万円
2017年11月11日 16:30
昨年まで3年連続で北米リーディングサイヤーに君臨し、今年も多くのG1馬を輩出した名種牡馬タピットの種付け料が、来年も30万ドル(約3400万円)の高値を維持することが分かった。
これは繋養先のゲインズウェーファームが現地10日に発表したもの。また種付け頭数は125頭に限定されるという。
タピットは現役時代こそ体調不良もあって6戦3勝、G1勝利はウッドメモリアルステークスのみと不完全燃焼だったが、種牡馬となって真価を発揮。日本でもテスタマッタ、ラニ、ラビットランら重賞馬の父として知られている。
今年もタピット産駒は好調で、通算のG1勝利数は23まで増加。3歳クラシックのベルモントステークスはタップリットが制してここ4年で3勝目をマークし、そのほかにもドリームダンシング(デルマーオークス)、キューピッド(ゴールドカップアットサンタアニタステークス)がG1を制している。
産駒の売れ行きも好調で、9月のキーンランドでのイヤリングセールでは産駒の平均価格が2006年以降では最高値となる95万ドル(約1億800万円)となり、高額馬トップ3も270万ドル(約3億600万円)の値がついたキューピッドの全妹らタピット産駒が独占していた。