デインヒルコディアック陣営、香港ヴァーズ参戦はボーナス同然の認識

2017年12月07日 12:40

 R.ハノン調教師が管理する4歳馬のデインヒルコディアックは障害馬になることを見越して購入された。しかし、10月にアスコット競馬場でG3カンバーランドロッジステークスを制覇するなど期待以上の活躍を見せ、オーナーたちは10日のG1香港ヴァーズ挑戦をボーナス同然と喜んでいる。

 共同オーナーの一人であるA.スミス氏は、週末に予想されている速めの馬場状態が合うとも考えている。「障害馬になることを思い描いて買ったのだから、この馬が我々に借りなどあろうはずもありません。まして、仏ダービーの入着馬を負かしてG3を勝ってくれたのですから」と望外の活躍を喜ぶスミス氏。

「我々の馬は本当に丈夫ですし、他の馬にも興味津々で楽しんでいるようです。今年の多くを戦ってきた遅い馬場よりも、彼には(シャティン競馬場の)状態が合っていると考えています」と密かに一発狙っているかのような口ぶりだ。