三冠制覇かかるジャスティファイ、バファート師は「全て順調」
2018年06月09日 12:19
現地9日のG1ベルモントステークスにて無敗での米三冠制覇がかかるジャスティファイ。最終調整をベルモントパーク競馬場のダートコースで8日朝に終え、B.バファート調教師は愛馬の状態に太鼓判を押した。
バファート師は「素晴らしい動きだった。みんながワクワクしているし、私もすべて順調との手ごたえがある」とコメント。「天気もいいようだ。ジャスティファイには乾いた馬場のほうが合うと思っている」と天候と馬場状態については心配ないとの見方を示した。
今回のジャスティファイには、最内の1番ゲートと初体験となる12ハロンの距離という試練が待ち構えている。この点についてバファート師は「器用さや、リラックスしたリズムが必要になる」と話している。
米クラシックの三冠制覇は、2015年にバファート厩舎のアメリカンファラオが1978年のアファームド以来となる偉業を達成したが、その一方で両馬の間には12頭の二冠馬がベルモントSを勝てずに三冠達成を阻まれている。近年では2014年のカリフォルニアクロームが記憶に新しいところだ。バファート師も1997年のシルヴァーチャーム、98年のリアルクワイエットの両二冠馬がベルモントSで2着に敗れている。
バファート師はアメリカンファラオとジャスティファイの比較について、「ジャスティファイもアメリカンファラオと同じくらいの素質馬。本当にファンタスティックだ。大柄だが瞬発力がある。これからもっともっとよくなると思う」などと語っていた。