​英ダービー馬マサーが残りシーズン全休、来年の復帰目指す

2018年07月16日 10:29

 今年のG1英ダービーを制したものの、その後に故障離脱していたマサーが残りのシーズンを全休して来年に備えることが分かった。

 マサーはクラシック初戦のG1英2000ギニーでディープインパクト産駒サクソンウォリアーの3着に敗れたものの、続く英ダービーではサクソンウォリアーらを下して戴冠。しかし出走を予定した今月7日の英G1エクリプスステークス前日に脚部不安を発症してこれを回避していた。

 獣医からはマサーに2カ月の休養を与えるようにアドバイスを受けたC.アップルビー調教師は「(現地14日に)再検査を行い、モハメド殿下と話し合ったところ、殿下はマサーのトレーニングを続ける意向を示した。そこで我々は今年の残りを休ませて来年また最高のチャンスを与えることにした」とコメント。「来年はコロネーションカップ、キングジョージ、凱旋門賞などを見据えている」と、クラシックディスタンス路線での復帰を示唆していた。