現地4日、英グッドウッド競馬場で行われたG3ゴードンステークス（3歳、芝12ハロン）に英ダービー2着馬のディーエックスビーが出走。1番人気に推されたものの逃げたクロスカウンターに直線で突き放され、4馬身1/2差の2着に完敗した。クロスカウンターの走破タイム2分31秒39はコースレコード。

　クロスカウンターはゴドルフィン所有のテオフィロ産駒で、今回が重賞初挑戦で初制覇。昨年暮れから年明け1月にかけてオールウェザーでデビュー2連勝としたものの、その後に去勢されて6月に復帰。2連敗後に前走のハンデ戦で3勝目を挙げていた。

　同馬を管理するC.アップルビー調教師は「ディーエックスビーが相手でも自信はあったんだ」と胸を張ると、「それというのも、彼をオーストラリアへ連れていってメルボルンカップに使うのが長期的な狙いだったからね。厩舎に連れ帰って様子を見てからになるけど、次戦はオーストラリアだろう。彼はセン馬だから英セントレジャーには出走できないし」とプランを明かした。

　なお、完敗に終わったディーエックスビーのM.ジョンストン調教師は高速馬場を敗因にあげ、英セントレジャーが今後の目標であることに変わりはないとコメントしている。