ディープ産駒スタディオブマン、仏ダービー以来の実戦は3着に完敗

2018年08月16日 10:44

 今年の仏ダービーを制したディープインパクト産駒のスタディオブマンが、現地15日にドーヴィル競馬場で行われたG2ギヨームドルナノ賞(3歳、芝2000m)に出走。7頭立ての6番手から追い込み及ばず3着に敗れた。

 レースはO.マーフィー騎乗のナイトトゥビホールドが2着のパタスコイに4馬身差をつけて逃げ切り勝ち。重賞初制覇を飾った。パタスコイの背後から大外を伸びたスタディオブマンは、勝ち馬が逃げ切る展開の中でさらに2馬身離される結果となった。

 ナイトトゥビホールドはトライアル勝ちから英ダービーに駒を進めるも11着に大敗。続く前走の愛ダービーでも11着に大敗したが、距離短縮で巻き返しに成功。H.ダンロップ調教師は「ワールドクラスの馬だと思っていたから凄くうれしいよ。英ダービーは素敵な夢だったが、裏目に出たのは明らかだった。愛ダービー後に1マイル半(12ハロン)の馬ではないことが明白になったから10ハロンに距離を短縮したかったし、オーナーも3歳同士のレースを望んでいたんだ」と采配的中を喜んでいた。

 なお、ダンロップ師は今後のナイトトゥビホールドも10ハロン路線を進ませるとしたものの、主だった大レースの登録は締め切られているため、次戦として凱旋門賞前日のG2ドラール賞を候補の一つとして挙げている。