2015年と2017年にG1愛セントレジャーを制しているオーダーオブセントジョージが、現地16日に迫った3勝目の機会を逸することになるかもしれない。同馬を管理するA.オブライエン調教師が、最高レベルでの連戦によって受けた影響を感じているという。

　オブライエン師は「愛セントレジャーにオーダーオブセントジョージを登録してあるけど、出走させるか確かなことは言えない。少し年齢を感じさせるようになっているかな」と回避を示唆した。その一方で、トライアルを制したフラッグオブオナーについては「非常に真面目で素直な馬。1マイル6ハロン（14ハロン）を上手にこなすけど、走らせてみるまで距離に確信はないものさ。それでも、距離を伸ばしたことが彼には良かったようだね」と、14ハロンの重賞を連勝中の3歳馬に期待を寄せている。

　また、ジ・エベレストを狙うユーエスネイビーフラッグが火曜日（4日）にネース競馬場で追い切られ、関係者たちを喜ばせた。「6ハロンから軽くスピードを乗せて凄く良かったよ。木曜日（6日）にシドニーに向けて検疫に入る」とオブライエン師。「今年の序盤はキツかったから、彼にはジュライカップ後に休養が必要だった。本当にそうして良かったよ。それによって、このレース（ジ・エベレスト）が浮上したし、彼にとって挑戦する価値があるからね」と順調な様子を伝えている。