豪移籍でケモノに改名した元カシアス、G2ボビールイスクオリティで大きな見せ場

2018年09月16日 09:40

 日本で活躍後に豪州へ移籍してケモノに改名したカシアスが現地15日、豪フレミントン競馬場で行われたG2ボビールイスクオリティ(4歳以上、芝直線1200m)に臨み、残り300mで先頭をうかがうなど勝ち馬から0.3馬身差の3着と大いに見せ場を作った。

 1着は8歳セン馬ドスラキ(7番人気)で、3月のG3マクカーテンステークス以来となる重賞4勝目。0.1馬身差の2着に6番人気のファーストアマングイコールズが続いた。

 ケモノは前走のG3ザヒース1100ステークスで7着ながら、勝ち馬とは1.6馬身差と移籍初戦としてまずまずの結果。この日は直線競馬だったが、大外枠から馬場を横切るようにして馬群の最内に回り込むロスの多い競馬で差のない内容を残し、着実に良化している様子をうかがわせた。

 なお、同日最終レースのハンデ戦(芝1700m)で移籍初戦を迎えたダノンロマンは勝ち馬から2.25馬身差の3着。1馬身前でゴールした2着オーダーオブザガーターは移籍前の欧州で仏2000ギニー5着、ロイヤルアスコット開催のG3ハンプトンコートステークスではベンバトルの2着という素質馬で、2馬身先着した4着サーアイザックニュートンにもアイルランドでG3勝ちの実績がある。