強豪ステイヤーのトルセドールが移籍初戦の独G1で最下位、豪州遠征は予定どおり

2018年09月24日 10:27

 豪G1メルボルンカップへの挑戦を念頭にイギリスのMrs.J.ハリントン厩舎からドイツのA.ヴェーラー厩舎へ転厩したトルセドールが、現地23日に独ケルン競馬場にて行われたG1オイロパ賞(芝2400m)に出走。圧倒的な1番人気に推されたが、勝ち馬から24馬身以上も離されて7頭立ての最下位に沈んだ。

 勝ったのは最低人気だったカーン。ここ2戦はベルリン大賞5着、バーデン大賞7着とG1で完敗していたが、今回で重賞初制覇をG1勝利で飾った。

 ヴェーラー調教師は「馬場状態が最悪で、まったくトルセドール向きじゃなかった。最初の1ハロンでもう勝負ありだったと思う。ジェイミー(スペンサー騎手)は昨年もトルセドールでソフトな馬場を走ったが、今日の馬場とは全く別物だったと言っていた」と敗因を分析。メルボルンカップについては「まだ行く予定。来週には検疫に入らねばならない。恐らく直行で、ジェイミーが乗ることになるだろう。彼はそのために今回ここに来たのだから」と話していた。