BCクラシックで雪辱期すコレクテッド、2019年の繁殖シーズンに種牡馬入りへ

2018年10月31日 11:30

 米G1ブリーダーズカップクラシック(11月3日、チャーチルダウンズ競馬場)に出走するコレクテッドが、2019年の繁殖シーズンから種牡馬に転身することになった。繋養先となるエイドリースタッドが現地29日に発表したもので、米競馬メディアの『bloodhorse.com』が報じている。

 コレクテッドはG1プリークネスステークスで10着に大敗後、10か月半の休養から復帰した昨年にブレーク。G2カリフォルニアンステークスなど3連勝でパシフィッククラシックに臨み、大本命だった僚馬アロゲートを破ってG1初制覇を飾ると、続くBCクラシックでもガンランナーの2着に好走した。しかし、年末のG2サンアントニオステークス、年明けのG1ペガサスワールドカップと成績を落とし、それ以来の実戦となった9月22日の準重賞では4着に敗れている。

 コレクテッドは今週末に控えるBCクラシックで外から2番目の15番枠に決定。前売り1番人気のアクセラレイトが隣の14番枠を引いた。

 なお、エイドリースタッドの社主は「コレクテッドを新たな種牡馬として迎え入れる発表ができ、感無量の1日になりました。生産者のお眼鏡にかなうだけでなく、疑いなくリーディングサイアー有望株の若い種馬を見つけるのは、我々の業界では小さな的を射抜くようなことです。その馬こそがコレクテッドなのです」と将来性に大きな期待を寄せている。