エキスパートアイが待望のG1初制覇、BCマイルでゴール前の混戦制す
2018年11月04日 13:30
チャーチルダウンズ競馬場で現地3日に行われたブリーダーズカップマイル(3歳以上、芝8ハロン)は、後方4番手で最初のコーナーに進入したL.デットーリ騎乗のエキスパートアイ(2番人気)が徐々にポジションを上げながら直線を迎え、ゴール前の混戦を1/2馬身差で制した。
5番人気のキャタパルトが3番人気アナライズイットとの2着争いをクビ差で制し、さらにハナ差でディヴィジデロ(13番人気)が入線。1番人気のオスカーパフォーマンスは行き脚がつかず、後方のまま最下位の14着に沈んだ。
エキスパートアイは通算4度目の重賞勝ちで待望のG1初制覇。管理するM.スタウト調教師はブリーダーズカップ通算8勝目でマイルのタイトルは初勝利、デットーリ騎手は1994年のバラシア以来となるBCマイル制覇となった。
スタウト師は「彼はデューハーストステークスの後に足裏を痛めて春を迎えたが、ロイヤルアスコット(ジャージーステークス)以降は本当にいいレースをしてきた」とこれまでの過程を振り返り「ゲートが不安定で徐々に才能を発揮してきたが、ジャージーS後は凄いレースもあったし、この勝利が花を添えたね」と期待馬の初G1制覇を喜んでいた。
なお、レーシングマネージャーのT.グリムソープ氏は、エキスパートアイの今後については実質的オーナーのアブドゥラ殿下に相談するとしている。