​仏ダービーはソットサスが快勝、ペルシアンキングの二冠阻む

2019年06月03日 11:05

 現地2日、仏シャンティイ競馬場にてG1仏ダービー(3歳牡馬・牝馬、芝2100m)が行われ、C.デムーロ騎乗のソットサスが快勝した。

 道中は中団に付けたソットサスは、直線で先に抜け出した1番人気のペルシアンキングとモタマリスを追ってスパート。残り200mを切ったところで先頭に立ち、ダービー馬の栄冠を勝ち取った。

 仏2000ギニーからの二冠制覇を狙ったペルシアンキングは、モタマリスとの争いを制して勝ち馬から2馬身差の2着。そこから2馬身差でモタマリスが流れ込み、後方から追い上げたA.オブライエン厩舎のケープオブグッドホープは4着までだった。

 JC.ルジェ厩舎のシユーニ産駒ソットサスは、重賞初挑戦だった4月のG3ラフォルス賞で7頭立ての5着。しかし前走の2000mの準重賞を6馬身半差で圧勝し、ダービーの大舞台でG1初制覇を果たした。

 デムーロ騎手は『Sky Sports Racing』に対し、「今日のソットサスはスペシャルホース。ラスト200mでいい加速をしてくれた。レース前は少し興奮気味だったけれどゲートの後ろに行ったら落ち着いたし、本当にいいレースだった」とコメント。

 さらに「完ぺきなレースだったね。最終コーナーでペルシアンキングの後ろに付けて、ラスト2ハロンで追い出しに掛かったら馬もしっかり伸びてくれた。いい加速力を持っているし、距離もぴったりだった。重い馬場で2勝していたが、今日の堅めの馬場でも問題はなかったよ」と続けていた。

 なおブックメーカーのベットフェアは、仏ダービー馬となったソットサスにG1凱旋門賞で17倍のオッズをつけている。