ゴスデン厩舎にまたG1牝馬誕生、スターキャッチャーが愛オークスを逃げ切り

2019年07月21日 12:20

 G1愛オークス(3歳牝馬、芝12ハロン)が現地20日にカラ競馬場で行われ、L.デットーリ騎乗の2番人気スターキャッチャーが出脚良くハナを切ると、5番手追走の4番人気フリーティングの追い上げを1/2馬身振り切った。

 1番人気のピンクドッグウッドは出遅れて最後方からの追走となり、さらに4馬身1/2差の3着まで。2番人気のイリデッサもピンクドッグウッドと並走状態から7着に沈んだ。

 スターキャッチャーは4万ユーロ(約480万円)の追加登録料を投じて出走し、これがG1初制覇。重賞はロイヤルアスコット開催の前走リブルスデールステークスに続く2勝目となった。また、アナプルナで英オークスを勝っているデットーリ騎手とJ.ゴスデン調教師は、異なる馬での英愛オークス制覇を成し遂げた。

 スターキャッチャーの次走がヨークシャーオークスになるか問われたゴスデン師は「コロネットにラーティダー、アナプルナがいるし、エネイブルもそうなるかもしれない」と強力な牝馬の手駒たちを列挙。「この牝馬は1マイル半(12ハロン)だよ。今年遅くにはロワイヤリュー賞かヴェルメイユ賞が選択肢になるのではないかな」と当面の目標に言及している。