良血馬ピエールラパン、英2歳G2ミルリーフSを兄弟制覇

2019年09月22日 13:05

 現地21日、英ニューベリー競馬場でG2ミルリーフステークス(2歳、芝6ハロン)が行われ、残り2ハロンで出走8頭が一線に並ぶ争いからピエールラパンが抜け出した。1馬身1/2馬身差の2着には勝ち馬と1番人気を分け合ったミステリーパワーが続いている。

 ピエールラパンはオアシスドリームに遡るカペラサンセヴェーロ産駒で、R.ヴェリアン調教師が管理。5月24日にヘイドック競馬場でデビュー勝ちを飾り、今回は4か月ぶりの2戦目だった。なお、同馬の半兄でG1レース2勝のハリーエンジェルとは、ミルリーフSの兄弟制覇を果たしたことになる。

 ヴェリアン師は、ピエールラパンが成長途上で来年に期待していることを明かすとともに「6ハロンのスプリンターになると思っていたけど、7ハロンも行けるかもしれない」と、この日の内容から評価を上方修正。年内にレースを使うかは馬主のオベイド殿下の意向次第としている。