米サンタアニタパーク競馬場での競走馬の死亡事故を巡って同競馬場などへの出入り禁止を通達されているJ.ホランドルファー調教師が、同競馬場にて11月に行われるブリーダーズカップ（BC）の各レースへの出走を認められなかったことが分かった。

　これはBCの発表を米競馬メディア『bloodhorse.com』が現地18日に報じたもの。殿堂入りも果たしているホランドルファー調教師は、サンタアニタパーク競馬場の利用規定に違反したとして同競馬場を所有するストロナック・グループが持つ競馬場などへの出入り禁止を通達されている。

　ホランドルファー調教師は、今年5月にG1ゲイムリーステークスを勝ったヴァシリカをBCフィリー＆メアターフに、今年になってG3を3勝しているダヌスカズマイガールをBCフィリー＆メアスプリントにそれぞれ出走させたい意向を示していた。

　両馬は今後、同師のアシスタントを長年務めていたD.ウォード調教師らの元へ転厩してBC出走を目指す可能性があると同メディアは伝えている。