豪マッキノンSの日本勢は完敗、中3日のマジックワンドが待望のG1初制覇

2019年11月10日 12:34

 豪G1マッキノンステークス(3歳以上、芝2000m)が現地9日にフレミントン競馬場で行われ、道中3番手を追走した2番人気のマジックワンドが直線の残り200mから抜け出し、G1レース4連勝中で1番人気のメロディベルの追い込みを振り切った(1馬身差)。

 今回が引退レースの古豪ハートネル(4番人気)は2番手追走から粘り込むも、メロディベルと0.1馬身差の3着。日本から遠征中のスズカデヴィアス(16番人気)は最後方追走から7着まで、クルーガー(7番人気)はマジックワンドの背後から失速して8着に終わった。

 アイルランドから豪遠征しているマジックワンドは16度目のG1挑戦で待望の初制覇(重賞は通算2勝目)。今回は5日のメルボルンカップ(10着)から中3日、10月26日のコックスプレート(4着)からほぼ3連闘の強行軍を克服した。

 マジックワンドに帯同しているA.オブライエン厩舎の責任者は「オーストラリアに来て3戦目だったが、初めて馬場状態が彼女に合った。こちらへ来てから速い馬場で走れないなんて凄くめずらしい」「今日は一番速くなった」と良馬場を勝因に挙げた。