イントゥミスチーフ、北米の種牡馬で初の年間200勝を達成

2019年11月17日 13:11

 米スペンドスリフトファームに繋養されている種牡馬イントゥミスチーフが北米史上初の年間200勝を達成。米競馬メディアの『bloodhorse.com』が今季の快進撃を現地15日付けでレポートしている。

 ハーランズホリデーを父に持ち今年で14歳を迎えたイントゥミスチーフは、11月9日にデルマー競馬場の2歳戦で産駒のオーセンティックがデビュー勝ち。これにより北米競馬界の種牡馬で初の年間200勝に到達した。

 今季のイントゥミスチーフ産駒は15日までに369戦して勝率54.5%のハイアベレージ。ここまでの生涯成績では、競走年齢に達した805頭のうち75%がデビューし、そのうち54%(436頭)が勝利を挙げている。

 新記録は2歳馬のオーセンティックによって達成されたが、今季のイントゥミスチーフは2歳戦線で絶好調。収得賞金、勝ち鞍ともリーディングに立っており、15日までに産駒84頭で計32勝をマークしている。

 なお、イントゥミスチーフの他に北半球で年間200勝を達成した種牡馬は22頭いるが、それらは全て日本で種牡馬生活を送ったか、現役で活躍している。最高はサンデーサイレンスの277勝(2004年)で、268勝(2015年)のキングカメハメハが続く。