ペガサスWCシリーズが大改革、総賞金減額も登録料免除に
2019年12月16日 11:10
来年1月25日に行われる米G1ペガサスワールドカップおよびG1ペガサスワールドカップターフを主催するストロナック・グループ(TSG)は現地15日、両レースの総賞金の減額と登録料の免除、薬物使用の禁止などを発表した。
米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、新たなフォーマットはIFHA(国際競馬統括機関連盟)のスタンダードに沿ったものとなり、賞金の2パーセントはTAA(サラブレッドアフターケアアライアンス)に寄付される。また賞金額はペガサスWCが300万ドル(約3億3000万円)、ペガサスWCターフが100万ドル(約1億1000万円)となった。
ペガサスWCは2017年に総賞金1200万ドルのレースとして創設され、翌18年には総賞金が1600万に増額。今年からは芝レースのペガサスWCターフも実施された一方で、賞金はそれぞれ900万ドルと700万ドルに分割されていた。また出走に際しては2017年と2018年は100万ドル、2019年は50万ドルの登録料が必要だった。
TSGのB.ストロナック会長は「競馬関係者及び競走馬に向け、薬物に頼らない新たな機会を設けるために競馬界の将来へ投資する」などとコメント。競走馬のケアや安全性の向上を目指しての規定変更であることを強調している。