​新型コロナはサウジCにも影響、デットーリ騎手らの入国に遅れ

2020年02月28日 13:15

 現地29日にサウジアラビアで行われるサウジカップデーの各レースに騎乗を予定している各国の騎手たちが、新型コロナウイルスの世界的感染拡大によって現地入りに手間取った。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

 サウジアラビアは中東で330人以上の感染が確認されて以降、外国人巡礼者の入国を一時的に禁止する前例のない措置を実施。感染拡大地域からの非宗教的な旅行者の入国も拒否している。

 事態を複雑にしたのは、一部の騎手が80人以上の感染が報告されている香港で先週に騎乗していることだ。27日にドバイのメイダン競馬場で騎乗したM.バルザローナ騎手のサウジアラビア入りも遅れたと報じられている。

 サウジアラビアジョッキークラブのチェアマンでもあるバンダル・ビン・ハリド・アル・ファイサル王子による王令で外国人騎手の入国は可能となったが、R.ムーアとL.デットーリの両騎手が英ロンドンのヒースロー空港を出発したのは27日の昼になってからだった。