ディアドラは徹底マークに苦杯、サウジ史上初の芝レースで伏兵に屈し2着

2020年03月01日 11:25

 サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で同国初の芝レースとして行われたモハメドユスフナギモーターズカップ(芝2100m)に日本のディアドラが参戦。好スタートから馬群の中に控えると前後左右を厳しく固められ、直線で抜け出した所を差し込まれて2着に惜敗した。

 大きく出遅れたバーレーンのポートライオンズがスローペースに乗じて早めに挽回し、内ラチ沿いからディアドラの外に持ち出されて追撃。鋭い末脚でディアドラに並ぶと競り合いをハナ差で制し、さらに1/2馬身差の3着にはUAEのフォーザトップが逃げ粘った。

 コディアック産駒の5歳馬ポートライオンズは、2017年にアイルランドでデビュー後にフランス、アイルランドと転厩を繰り返し、昨年11月にバーレーンへ移籍。前走後さらにF.ナス厩舎へ移り、今回は転厩初戦だった。