ガバナーモリスが予定変更、ベルモントS回避でブルーグラスSへ
2020年06月11日 12:37
米クラシック路線の有力馬ガバナーモリスが、現地20日に三冠レースの初戦として行われるG1ベルモントステークスを回避し、7月11日のG2ブルーグラスステークスへ向かうことが分かった。
これは米競馬メディア『bloodhorse.com』が10日に報じたもの。ブルーグラスSにはデビュー3連勝中のマックスフィールドが出走を予定していたが、この日の調教で足を骨折して長期離脱となったばかりだった。
ガバナーモリスはT.プレッチャー厩舎のコンスティテューション産駒。2歳時にG1ブリーダーズフューチュリティ2着、今年に入ってからは3月のG1フロリダダービー4着、5月のアーカンソーダービー(Div1)3着と善戦しているが重賞勝ちはまだなく、ケンタッキーダービー出走権のかかった「Road to the Kentucky Derby」では34ポイントで11位となっている。
今年の米クラシックは新型コロナウイルスの影響を大きく受け、ケンタッキーダービーとプリークネスステークスはそれぞれ9月と10月に延期。本来ならダート12ハロンで三冠最終戦として行われるベルモントSが9ハロンに短縮して初戦として実施される。
こうした状況にガバナーモリスの共同オーナーの一人であるB.アーウィン氏は「今年のクラシックはサバイバル。私たちも可能な限り最善を尽くさなければ」と話している。