デットーリ騎手、英ダービーではイングリッシュキングに騎乗

2020年06月25日 11:55

 世界的な名ジョッキーとして知られるL.デットーリ騎手が、今年の英ダービーではイングリッシュキングに騎乗することが分かった。

 E.ウォーカー厩舎のキャメロット産駒イングリッシュキングは通算3戦2勝。今月5日の準重賞、英ダービートライアルステークスを勝った。ここまでの2勝は22歳のT.マーカンド騎手の手綱によるものだが、大一番を前にしての乗り代わりとなる。

 イングリッシュキングのオーナーは、デットーリ騎手が主戦を務めてG1英ゴールドカップ3連覇を達成した長距離王ストラディバリウスと同じB.ニールセン氏。デットーリ騎手は「ニールセン氏のためにストラディバリウスとともにいくつかの成功を収めてきた。その彼がジョン(ゴスデン調教師)に今年のダービー出走馬がいないことに気づいて自分にアプローチしてきたんだ」とコメント。

 若手騎手からの乗り代わりについては「自分も若いころは何度も(大レースでの騎乗機会を失うことが)あった。トムは22歳で、彼のキャリアにはまだほかにもたくさんのチャンスがあるだろうことはわかっているが、私としては騎乗機会が得られてうれしいだけだ」と語っていた。