ディープ産駒ファンシーブルーがナッソーS制覇、ディアドラ連覇ならず

2020年07月31日 13:48

 現地30日、英グッドウッド競馬場にてG1ナッソーステークス(牝馬限定、芝9ハロン197ヤード)が行われ、ディープインパクト産駒の仏オークス馬ファンシーブルーが接戦を制した。日本馬のディアドラは7頭立ての最下位に敗れた。

 ファンシーブルーは逃げたマジックワンドの番手につけ、ディアドラは外の3番手で追走。直線半ばで先頭に立ったファンシーブルーは、追いすがる伏兵ワンボイスをクビ差で振り切ってゴールに飛び込んだ。

 3着は最後に末脚を伸ばすも2着ワンボイスから2馬身3/4差までだったナジーフ。ディアドラは直線で後退して7着に沈んだ。

 D.オブライエン厩舎のファンシーブルーは、仏オークスに続くG1連勝。通算5戦4勝としている。


ーディアドラ 関係者コメントー

 橋田 満 調教師のコメント

「体調は前走よりも良かったように見えましたが、前回に続いて今回もゲートに入るのを嫌がるなど、競馬に対する前向きさがなくなっているように感じました。引き続きニューマーケットでの調教を続けますが、次走はディアドラの気分が前向きになるまで待った方が良いのかなと思いますので、調教内容を変えながら様子を見て決めていきたいと考えています。応援していただいた皆様の期待に添えなくて申し訳なかったですが、次に向けてまた立て直したいと思っています。」


 O.マーフィー 騎手のコメント

「ゲートの出もよく、道中も思いどおりの展開でしたが、直線に向いて仕掛けた時、なぜかあまり反応がありませんでした。前走どおり走れれば好勝負になったと思いますし、今回の走りが彼女の力ではないはずです。日本の皆さん、結果が出せなくてすみません。」