英G1スプリントC、マーフィー騎乗のドリームオブドリームズが人気に応える

2020年09月06日 11:26

 英G1スプリントカップ(3歳以上、芝6ハロン)がヘイドック競馬場で現地5日に行われ、先行勢を前に見ながら道中を運んだO.マーフィー騎乗の1番人気ドリームオブドリームズが、残り100ヤードから1馬身1/4差抜け出して快勝した。

 勝ち馬の前方から外ラチ近くを伸びた女性騎手H.ドイルのグレンシール(8番人気)が、馬場の内目で粘り込みを図るゴールデンホード(3番人気タイ)との2着争いをクビ差で制し、2番人気のハローユームザインは5着に終わった。

 ドリームオブドリームズは前走のG2ハンガーフォードステークスから連勝でG1初制覇(重賞は2勝目)。G1は今年と昨年のダイアモンドジュビリーステークスで2年連続の2着があるが、去勢して迎えた今年は初戦のダイアモンドジュビリーSから3戦連続の連対と効果を発揮している。

 ドリームオブドリームズを所有するS.スハイル氏の代理人は「全く突然の進化だね。疑いなく去勢手術の効果だ。仕事に集中している」と手応えを隠さず、次戦は英チャンピオンズスプリントステークスの可能性が高いと話している。