2つのG1を含む5ハロン重賞を3連勝中だったバターシュが、現地4日に仏パリロンシャン競馬場にて行われるG1アベイドロンシャン賞を道悪を理由に回避した。

　C.ヒルズ厩舎の6歳せん馬バターシュは、今年に入ってから英G1キングズスタンドステークス、英G2キングジョージステークス、英G1ナンソープステークスと3連勝。アベイドロンシャン賞は2017年に勝った実績があり、2018年は僅差の4着だったが、重馬場だった昨年は14着に大敗していた。

　今年もパリは雨続きで馬場悪化は不可避の状況とあって、ヒルズ調教師は出走回避を選択。なお来月の米ブリーダーズカップ開催への遠征について聞かれた同師は「検討はしているが馬の状態を見なければならない」と明言を避けている。