史上唯一のBCクラシック連覇、ティズナウが種牡馬を引退

2020年10月22日 13:41

 現役時代にG1ブリーダーズカップクラシック連覇という空前絶後の偉業を達成し、種牡馬としても大成功を収めた名馬ティズナウが種牡馬を引退することになった。

 これは同馬を繋養してきたウィンスターファームが現地21日に発表したもの。今年で23歳のティズナウはデビューが遅くクラシックには不出走。しかし3歳秋のBCクラシックでジャイアンツコーズウェイを下す金星を挙げると、翌年のBCクラシックでもサキーにハナ差勝ちを収めた。通算成績は15戦8勝(G1は4勝)。

 引退後はウィンスターファームの主力種牡馬として20年近く活躍。ダタラ(ベルモントステークス)、ウェルアームド(ドバイワールドカップ)、ツーリスト(BCマイル)などを輩出し、母の父としても今年のベルモントステークス勝ち馬ティズザローなどを出してきた。