【香港スプリント】ダノンスマッシュが待望のG1制覇!香港で父ロードカナロアに続く

2020年12月13日 18:15

 現地13日にシャティン競馬場で行われたG1香港スプリント(3歳以上、芝1200m)は、大外枠から中団を追走した日本のダノンスマッシュ(3番人気)が直線半ばで抜け出すと、大混戦の2着争いを尻目に1/2馬身のリードを守って押し切り、父ロードカナロアに続き日本調教馬として2頭目の勝利を挙げた。勝ち時計は1845GOOD)。

 6頭が横一線で雪崩れ込む形となった2着争いは、13番人気ジョリーバナーが7番人気ラタンに1/2馬身先着。タワーオブロンドン(5番人気)は中盤からダノンスマッシュと並走するも直線で伸び切れず13着に沈み、香港移籍で注目を集めたクラシックレジェンド(2番人気)は後方のまま見せ場を作れず11着、1番人気のホットキングプローンは2着争いから最後に遅れて7着と波乱の決着に終わった。

 ダノンスマッシュは昨年のレースで後手に回ったゲートを決めると、R.ムーア騎手が手綱を押してダッシュを利かせ、好位勢の後ろに収まり中団で流れに乗る。一方、タワーオブロンドンはジワっとゲートを出てから徐々に行き脚をつけ、第3コーナーからダノンスマッシュの外に並ぶ形となった。

 前方ではビッグタイムベイビーが逃げてストロンガーとビッグパーティー、ヴォイッジウォリアーが前後するように2番手を追走。その背後にホットキングプローンが収まり、コーナーに差し掛かるとダノンスマッシュの背後からジョリーバナーが進出。出遅れ気味の発馬となったクラシックレジェンドは、外のラタンと並び後方からの追走となった。

 ダノンスマッシュは先頭から4馬身ほどの位置で直線に入り、これに外のタワーオブロンドンも追随する。スムーズに加速して先行勢を残り200mで捕らえて抜け出し、残り100mでは1馬身ほどのリード。背後から押し寄せるジョリーバナーやラタン、ウィッシュフルシンカーらを振り切ってゴールに飛び込んだ。

※人気は日本発売分