名牝輩出の米G3ラスヴァージネスS、ムーンライトドーロが後方から一気の差し切り
2021年02月10日 13:11
米サンタアニタパーク競馬場で現地6日、3歳牝馬によるG3ラスヴァージネスステークス(ダート8ハロン)が行われ、最後方の5番手を追走した2番人気ムーンライトドーロが、第3コーナーからの進出で手応え十分に抜け出した(1馬身1/2差)。
2着に1番人気のカリプソが逃げ粘り、さらに1馬身3/4差の3着には3番人気のモラズが続いた。
R.マンデラ調教師が管理するメダグリアドーロ産駒のムーンライトドーロは重賞初制覇。昨年8月のデビュー戦からデルマー競馬場のダート戦で連敗し、3戦目の前走でロスアラミトス競馬場のダート8ハロンを勝ち上がった。F.プラ騎手はこのレース3連覇としている。
ラスヴァージネスSはケンタッキーオークスの指定ポイントレースで、最近10年の優勝馬はオークス制覇こそしていないものの、マンデラ師のビホルダー(2013年)をはじめ、ソングバード(2016年)やユニークベラ(2017年)、ベラフィナ(2019年)といった名牝を続々と輩出。しかし、かつてのG1から2016年にG2、そして今年からG3へとダウングレードされている。