“ビッグキャップ”こと米サンタアニタパーク競馬場のG1サンタアニタハンデキャップ（4歳以上、ダート10ハロン）が現地6日に行われ、2歳時から無傷5連勝中のマックスフィールドが出走。単勝1番人気に推されて集団後方の6番手からレースを進め、第3コーナーから動いたものの直線で伸び切れず3着に敗れた。

　マックスフィールドを背後でマークした4番人気のアイドルが大外から豪快に末脚を伸ばし、4番手から4角先頭で押し切りを狙う3番人気エクスプレストレインを差し切って1着（1/2馬身差）。さらに1馬身1/2差でマックスフィールドが続き、2番人気のインディペンデンスホールは4着までだった。

　アイドルはR.バルタス調教師が管理するカーリン産駒の4歳馬で、3歳後半の昨年9月にデビューして2戦目に初勝利。さらに条件戦勝ちから重賞初挑戦のG2サンアントニオステークスで2着に善戦すると、明け4歳初戦の前走はG2サンパスカルステークスで3着だった。今回で通算3勝目の重賞初制覇としている。

　バルタス師はビッグキャップ初制覇。J.ロザリオ騎手は3連覇で通算3勝目とした。