【ドバイシーマクラシック】二刀流ミシュリフ、クロノジェネシスとの叩き合い制す
2021年03月28日 02:22
現地27日、メイダン競馬場で行われたG1ドバイシーマクラシック(芝2410m)は、日本のクロノジェネシスとラヴズオンリーユー、前走でサウジカップを制した芝・ダート二刀流のミシュリフによる期待に違わぬ熱戦となった。
中団に1番人気のクロノジェネシスが構え、その後ろで3番人気のラヴズオンリーユーがマーク。4番人気のミシュリフは最後方という意外な位置取りになるも、直線を迎えるとクロノジェネシスの内からラヴズオンリーユー、外からミシュリフが馬体を併せて追いくらべ。最後にミシュリフがクロノジェネシスをクビ差ねじ伏せ、さらにクビ差でラヴズオンリーユーが続いて決着した。走破時計は2分26秒65(GOOD)のトラックレコード。
チャンネルメイカーが大方の予想通り先頭を走り、差なく外にシムシアー、背後の3、4番手を内スターサファリ、外ウォルトンストリートが固める。その後ろの外にクロノジェネシスがつけ、さらにラヴズオンリーユー、内に並んでモーグル、最後方にミシュリフと連なった。
先頭からミシュリフまでは終始7、8馬身圏内で進み、第3コーナーから最終コーナーに向かってミシュリフが進出を開始。これにラヴズオンリーユーも呼応してピッチを上げ、間にクロノジェネシスを挟む格好で残り300mから3頭が叩き合いを展開する。200mでラヴズオンリーユーが顔をのぞかせ、さらにクロノジェネシスも負けじと差し返すと、最後に底力でミシュリフがひと伸び利かせて死闘に決着をつけた。
(人気は日本での発売分)