超良血馬スノーランタンが英1000ギニー回避、英仏オークスも視野に路線を模索

2021年04月21日 11:10

 父フランケル、母は2013年の英1000ギニーなどG1レース4勝のスカイランタンという超良血馬スノーランタンが、前売り3番人気に推されていた英1000ギニーを回避。オークス前哨戦が行われるヨーク競馬場のダンテ開催へ回ることになった。

 スノーランタンは昨年7月25日のデビュー戦で2着。それ以来、9か月ぶりの実戦となった今月18日の未勝利戦でエネイブルの半弟ディラブを2着に下し、1000ギニー戦線に浮上していた。

 母も管理したR.ハノン調教師は自身の公式サイトで「関係者と協議した結果、スノーランタンは1000ギニーに登録せず、ヨーク5月開催のG3ミュージドラステークスかリステッドのマイケルシーリーステークスを狙う」と発表。「マイケルシーリーは1マイル、ミュージドラSは1マイル1/4程度だから我々に選択肢を与えてくれるし、彼女には(前走から)もう2週間が与えられる」と理由を明かしている。

 ハノン師は「どちらかのレースが今シーズンの彼女の進路を示すものにもなる。彼女は英オークスと仏オークスに登録してあるから、これらもヨークでのパフォーマンス次第だ」としている。

 なお、昨年のダンテ開催はコロナ禍により見送られ、ミュージドラSやダービー前哨戦のダンテステークスは本番より後に行われた。