二冠狙うメディーナスピリット、新たなライバルたちと激突へ

2021年05月04日 11:41

 現地1日に行われた米クラシック初戦のG1ケンタッキーダービーを制したメディーナスピリット。だが二冠目を狙う15日のG1プリークネスステークスではダービー不出走だった強豪たちが待ち構えている。

 G2ウッドメモリアルステークス3着のクラウデッドトレードと、G2ブルーグラスステークス3着のロンバウアーはいずれもKYダービー出走権を持ちながら陣営は回避を選択。プリークネスSに照準を絞った。

 熱発でKYダービーに出られなかったアーカンソーダービー2着馬カドーリヴァーもプリークネスS参戦の意向を示している。

 メディーナスピリットと同じB.バファート厩舎のコンサートツアーもG1アーカンソーダービー3着後にダービーを回避。だがバファート師はメディーナスピリットと同じ逃げ馬のコンサートツアーをプリークネスSに出すことを示唆していると米競馬メディア『bloodhorse.com』は報じている。

 ちなみにバファート師はプリークネスSを歴代最多タイの通算7勝。そのうち5頭はKYダービーからの連勝で、直近の2頭であるアメリカンファラオ(2015年)とジャスティファイ(2018年)は続くベルモントステークスも制して三冠馬となった。