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【世界の調教師紹介 Vol.6】ボブ・バファート

2018年06月27日 12:30

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圧倒的な実績に加えて、鮮やかな白髪と明るいキャラクターが人気を博す、アメリカを代表する調教師。拠点はカリフォルニア州。

バファート調教師は1953年1月13日、米アリゾナ州生まれ。メキシコ国境近くにある牛や鶏の畜産牧場で育つ。馬との出会いは父が所有していたクォーターホースだった。

アリゾナ大学で馬及び競馬関係のコースを履修した後、アリゾナ州のリリートパーク競馬場でクォーターホースの調教師となり1979年に初勝利。1983年にはクォーターホース競走の本場であるカリフォルニアのロスアラミトス競馬場に本拠地を移した。クォーターホース管理馬時代の活躍馬にはクォーターホース最大のレースであるチャンピオンオブチャンピオンズを制したゴールドコーストエクスプレスやショーニーズフェイヴァリットがいる。また、体重増で断念したが、クォーターホースの騎手をしていたこともある。

クォーターホースで一時代を築いたバファートは1991年にサラブレッド競馬に専念。すると、翌年にはサーティースルーズでG1BCスプリントを制して早くもG1初制覇。以降の活躍は留まるところを知らず、2015年にはアメリカンファラオで37年ぶりの米三冠を達成した。大レースに滅法強く、G1ケンタッキーダービーはシルバーチャーム、リアルクワイエット、ウォーエンブレム、アメリカンファラオ、ジャスティファイで5勝、G1プリークネスSはシルバーチャーム、リアルクワイエット、ポイントギヴン、ウォーエンブレム、ルッキンアットラッキー、アメリカンファラオ、ジャスティファイで史上最多タイの7勝、G1ベルモントSはポイントギヴン、アメリカンファラオ、ジャスティファイで3勝を挙げ、米三冠は計15勝。これは計14勝のウェイン・ルーカス調教師を超える、最多記録となっている。

そのほか、G1BCクラシックではバイエルン、アメリカンファラオ、アロゲートで3連覇を果たし、ブリーダーズカップの通算14勝はウェイン・ルーカス調教師(20勝)に次ぐ第2位。G1ドバイワールドCにもシルバーチャーム、キャプテンスティーヴ、アロゲートで3勝を挙げている。北米チャンピオントレーナー(収得賞金順)は1997~1999年の3年連続3回。2009年には米競馬の殿堂入りも果たした。

近年のG1勝ち
2018年:
ベルモントS(アメリカ):ジャスティファイ
プリークネスS(アメリカ):ジャスティファイ
ケンタッキーダービー(アメリカ):ジャスティファイ
サンタアニタダービー(アメリカ):ジャスティファイ

2017年:
スターレットS(アメリカ):ドリームツリー
ロスアラミトスキャッシュコールフューチュリティ(アメリカ):マッキンジー
オーサムアゲインS(アメリカ):ムブタヒージ
ペンシルベニアダービー(アメリカ):ウエストコースト
トラヴァーズS(アメリカ):ウエストコースト
フォアゴーS(アメリカ):ドレフォン
パシフィッククラシック(アメリカ):コレクテッド
CCAオークス(アメリカ):エイベルタズマン
メトロポリタンH(アメリカ):モアスピリット
エイコーンS(アメリカ):エイベルタズマン
ゴールドカップアットサンタアニタS(アメリカ):キューピッド
ケンタッキーオークス(アメリカ):エイベルタズマン
ドバイワールドカップ(アメリカ):アロゲート
サンタマルガリータS(アメリカ):ヴェイルドリ
ペガサスワールドC(アメリカ):アロゲート

2016年:
ロスアラミトスキャッシュコールフューチュリティ(アメリカ):マスタリー
BCクラシック(アメリカ):アロゲート
BCスプリント(アメリカ):ドレフォン
ジョッキークラブゴールドC招待(アメリカ):ホッパーチュニティ
サンタアニタスプリントチャンピオンシップS(アメリカ):ロードネルソン
シャンデリアS(アメリカ):ノーテッドアンドクオーテッド
デルマーフューチュリティ(アメリカ):クリムト
トラヴァーズS(アメリカ):アロゲート
キングズビショップS(アメリカ):ドレフォン
ビングクロスビーS(アメリカ):ロードネルソン
トリプルベンドS(アメリカ):ロードネルソン

文:秋山 響(TPC)

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