英オークストライアルフィリーズS、最低人気のシャーベットレモンが制す

2021年05月09日 11:45

 現地8日、英リングフィールド競馬場で8頭により争われたリステッドのオークストライアルフィリーズステークス(3歳牝馬、芝11.5ハロン)は、逃げ馬を見ながら残り2ハロンで先頭に並んだ最低人気のシャーベットレモンが、食い下がる7番人気セーブアフォレストを振り切った(3/4馬身差)。1番人気のラビングドリームは5着に敗れている。

 シャーベットレモンはA.ワトソン調教師が管理するレモンドロップキッド産駒で、2月11日にニューカッスル競馬場のオールウェザー戦でデビュー勝ち。2か月半ぶりの前走は芝10ハロン戦で父ガリレオ、母ミッデイの超良血馬ヌーンスターに8馬身余りの差をつけられて4着に敗れていた。

 シャーベットレモンは名障害騎手として鳴らしたR.ソーントン氏が経営するアップルツリースタッドが所有。ソーントン氏は勝ったことに驚いたとする一方で「こんなチャンスはなかなかない。あの手のレースに出すことは夢だからね」とオークス参戦に前向きな意思を明かしている。

 なお、大手ブックメーカーの『コーラル』は英オークスにおけるシャーベットレモンの前売りオッズを51倍から26倍に再設定した。