KYダービー11着のセイントフードが米G3ペナインリッジS制覇、次走は芝G1挑戦へ

2021年05月31日 13:00

 現地29日、米ベルモントパーク競馬場にてG3ペナインリッジステークス(3歳、ダート9ハロン)が行われ、J.ロザリオ騎乗のセイントフードが1番人気に応えた。

 5頭立てのレースでハナを切ったセイントフードは途中で2番手に下げて追走。3コーナーで再び先頭に立つと、直線では外から並びかけてきたザレッズとの一騎打ちに。最後は1馬身差でこれを制した。

 T.プレッチャー厩舎のセイントフードはメダグリアドーロ系のムシャウィッシュ産駒。3月末のG3ジェフルビーステークス2着から臨んだ前走のG1ケンタッキーダービーは11着と大敗したが、そこから巻き返しての重賞初制覇となった。

 なお米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、次走は710日のG1ベルモントダービーで芝レースに参戦する模様。プレッチャー調教師は「まだ芝適性は証明していないが、調教を見る限りではこなせるはずだ。ゆくゆくはダートに戻す選択肢もあるが、いまは芝に照準を合わせる」と語っている。