3歳マイル女王決定戦、コロネーションSはアルコールフリーが差し切り

2021年06月19日 11:44

 現地18日、英ロイヤルアスコット開催でG1コロネーションステークス(3歳牝馬、芝8ハロン)が行われ、3番人気のアルコールフリーが見事な差し切り勝ちを見せた。

 道中は馬群の中ほどに控えたアルコールフリーは、直線で外に持ち出してスパート。しぶとく伸びて前をかわすと、2着の伏兵スノーランタンに1馬身半差をつけてゴールした。

 さらにクビ差の3着は英1000ギニー馬マザーアース。2歳時に英G1フィリーズマイル勝ちのある1番人気プリティゴージャスは5着までだった。

 A.ボールディング厩舎のアルコールフリーはノーネイネヴァー産駒。2歳時に英G1チェヴァリーパークステークスを勝ち、今年は4月の英G3フレッドダーリンステークスも制覇。初のマイル戦だった英1000ギニーは5着どまりだったが、今回はマザーアースへの雪辱を果たした。

 なおボールディング調教師は今後について「ジュライカップ、サセックスステークス、ファルマスステークス、すべて選択肢となる」とコメント。短距離から牡馬とのマイル戦まで幅広く検討する意向を示している。